あなたの知らない奇妙な物語

某有名遊園地のお化け屋敷で働いていた管理人による本当にあった怖い話

怖い話

妙な手首

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夏の寝苦しい夜に起こった不思議な出来事をお話しします。

先輩のSさんの話です。彼女はとても霊感が強い女性でした。
そのSさんがまだ中学生の頃、いつものように眠りにつこうと、部屋の電気を消して布団に入りました。

Sさんの部屋にはベッドはなく、当時は畳の部屋に布団を敷いて寝ていたそうです。夏の暑い夜だったので、とても寝苦しく、じっとしていても汗が出てくるほどでした。

布団に入って、しばらくすると、Sさんもだんだんと眠りに落ちていきました。

 

「カタカタカタ…」

Sさんはどこかで音がしているのを感じました。

「カタカタカタ…」

夢を見ているのか、それとも現実なのか…
それすら分からない状態でした。

しかし意識が朦朧としている中、その音は近づいてきます。

「カタカタカタ…」

『何?音?』朦朧とした意識の中で、そう思ったその瞬間、
“ガシッ”とSさんの肩に衝撃が走りました。

うなり声を上げながら、ゆっくり薄めを開けたSさんは“それ”を見て叫びました。
それは…人の手首だったのです。

Sさんは、手首に肩をぎゅっと掴まれていたのです。
手首のもとはありませんでした。手首で切れていたのです。

Sさんは必死になって、咄嗟に手首を叩きました。
すると「パチン!」と手を叩く感触があったのです。

 

次にSさんが目を覚ましたのは翌朝でした。
寝汗がひどく、昨晩の出来事が未だに信じられません。

夕べの出来事は何だったのだろう…。
寝汗がひどかったSさんは、シャワーを浴びることにしました。
すると更衣室の鏡で、自分の肩を見たSさんは絶句しました。

肩にはくっきりと手形の跡が残っていたのです。

背筋が凍りました。
昨晩の出来事は夢ではなかったのです。

あの手首はいったい何だったのでしょうか。

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