あなたの知らない奇妙な物語

某有名遊園地のお化け屋敷で働いていた管理人による本当にあった怖い話

怖い話

死体安置室の老婆①

投稿日:2017年1月15日 更新日:

これは今から十数年前、私が大学2年生の夏にあった出来事です。

大学が夏休みということもあって、大学のある神奈川から久々に実家に帰ってきました。
夏休み中、特にこれといってする事もなかった私は、なにかアルバイトを始めようと思い、帰りがけに寄ったスーパーの隅に置かれていた無料のアルバイト情報誌を手に取りました。
夏休みの期間はおよそ2ヶ月間。そんな短期間で募集しているアルバイトをしようと考えていたのです。

手に取ったアルバイト情報誌のページをめくると、最初のページに載っていた求人情報に目が釘付けになりました。そこには、ある某有名遊園地のお化け役をするアルバイト情報が掲載されていたのです。
仕事内容は、「お化け屋敷で客を脅かすこと」ただそれだけ。
この遊園地のお化け屋敷は、廃病院をテーマにしており、建物も病院を忠実に再現しています。入り口から出口まで数百メートルと長く、所要時間は1時間以上かかることで知られていました。もともと“ホラー”や“怖い話”が大好きだった私にとって、飛びつかずにはいられない、そんな内容のものだったのです。

そんなアルバイトを始めて数日経ったある日のこと。
早朝の朝礼でその日のお化け役の担当場所が伝えられました。お化け役のアルバイトは、毎日担当する場所を朝礼で知らされるのです。
その日の私の担当場所は「死体安置室」でした。廃病院をテーマにしているため、お化け役が身を隠す場所は「病室」や「手術室」など病院特有の場所になっています。「死体安置室」もその一つでした。

基本的に担当の場所は休憩時間を除き、終日ひとりです。真っ暗闇の中、ひとりで客を待っては脅かす、という行動の繰り返し。担当場所を確認した私は、血しぶきがかかった手術着と、手術用の帽子・マスクをし、連絡用のトランシーバーを持って、ひとり「死体安置室」に向かいました。

『死体安置室の老婆②』へ

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